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ニーチェ 仮象の文献学

ニーチェ 仮象の文献学
著者 村井 則夫
ジャンル 哲学・思想
出版年月日 2014/04/10
ISBN 9784862851727
判型・ページ数 4-6・346ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序章 ニーチェのスタイル――表層の哲学をめぐって

一 表層の思想
二 ニーチェの文体と弁論術
三 ニーチェと文献学
Ⅰ 文献学・修辞学・歴史学――初期ニーチェにおける言語と歴史
序 差異化と統合
一 文献学と歴史的媒介
二 『悲劇の誕生』と文献学の哲学化
三 修辞学と歴史学
結語
(コラム)山口誠一訳著『ニーチェ『古代レトリック講義』訳解』書評
Ⅱ 仮象の論理――『悲劇の誕生』における芸術論と形而上学
序 理性と非理性
一 『悲劇の誕生』の論理構造
二 芸術論と仮象の論理
三 根源の叙述
結語 神話の死と解釈の誕生
Ⅲ 「喜ばしき知恵」と肯定の思想――ニーチェの美学=感性論と哲学のドラマ
序 「実存の美学」に寄せて
一 美の現象論
二 仮象と真理
三 仮象と系譜学
結語 「喜ばしき知恵」に向けて
(コラム) 友よ,この響きではなく!
Ⅳ 力への意志・モナド論・解釈学――遠近法主義と系譜学
序 生の哲学とニーチェ
一 力への意志と解釈
二 多元的世界と地平性の洞察
三 遠近法と歪曲遠近法(アナモルフォーズ)
Ⅴ 仮象としての世界――ニーチェにおける現象と表現
序 表現と像の論理
一 「力への意志」における力と知
二 遠近法的地平と仮象
三 仮象の自己肯定としての永劫回帰
結語
Ⅵ 仮象の文献学と永劫回帰――仮面・像・反復
序 皮膚と仮面の哲学
一 「仮象」の自己生成と像の演劇術(ドラマトゥルギー)
二 仮象のエクリチュール
三 仮象論から永劫回帰へ

あとがき

初出一覧/索引

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