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意識と〈我々〉

難解なことに加え,ヘーゲル自身の思索の展開や体系との関連から不完全な著作と言われることもある『精神現象学』をヘーゲル哲学体系の中に位置付けながら,「「学」としての哲学の歴史的生成と正当化」というモチーフのもとに包括的に解釈した本格的業績。

 
カント政治哲学のコンテクスト

カントの政治哲学に関わる論争的な言説を追究し,18世紀ドイツにおける公共圏の形成についてカント哲学の貢献を検討する。自由の権利の正当化,平等の扱い,国家の権威に関わる彼の法哲学と政治哲学の解明を通して近代哲学創始の瞬間をも明らかにする。

 
道しるべ

東西の神学に通暁する著者が聖書や教父の言葉の意味を丁寧に説明し,人生を善く生きるための知恵を示してくれる命の書。古典の言葉を厳選し,貴重な意味を簡潔に紹介し現代に蘇らせる。空海や世阿弥,道元などわが国の知性も同じ境地で生きたことが紹介される。

 
進化の中の人間

生命体は複製と代謝,適応機能を備えて進化を促し,そのメカニズムが進化を支え新たな存在を生み出す。進化の中で人間は独自の様相を示し,意識をもち思考する生き物になった。先端科学の知見を活用し「進化」を通して人類の未来に新たな知恵を提供する。

 
移動する地域社会学

社会的現象が様々な存在の連関により生み出されるアクターネットワーク理論の視点から,地域社会の多様な動態を描き出す〈移動する地域社会学〉の理論と実践を結んだ研究成果。社会学の新たな研究法に挑み,町づくりや防災の取り組みにも豊かな着想を提供。

 
名婦伝[ラテン語原文付]

イタリア・ルネサンス期を代表する人文主義者の一人ボッカッチョが残した多くのラテン語作品のうち,古くから読み継がれてきた106人の女性の伝記集。自筆写本および三種の校訂版を参照し,詳細な注を施した決定訳。ラテン語原文を全文収録。

 
渡来人陳元贇の思想と生涯

江戸時代初期は明が滅亡し清に王朝が交代する変動期であった。鎖国前に明から来日し,尾張藩に仕えた陳元贇に焦点を当て,彼が日本で執筆した『老子経通考』の分析を通して,近世老子思想の日本における受容を解明。日中文化交流史にも一石を投じる画期的業績。

 
人間学入門

人間学は広範で具体的な世界との関連のなかで全体像を構築する。自己認識の視点から,身心論を分析し,ヨーロッパ思想史の固有性,古典などの作品を通して「汝自身を知る」意味を明らかにする。また人間学の歴史や具体的な方法論とその意義も分かりやすく紹介。

 
否定神学と〈形而上学の克服〉

シェリングの考察からハイデガーのシェリング解釈をへて,ハイデガーの真理論を論じる。特にシェリングの無底の理解から,ハイデガーの真理論における深淵/脱根底の働きを導出し,理性では理解できない否定神学的省察により〈形而上学の克服〉を遂行した。

 
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新刊情報

哲学 第75号

哲学 第75号

(3月28日予定)

著者:日本哲学会
 
意識と〈我々〉

意識と〈我々〉

(3月27日予定)

著者:飯泉 佑介
 
 
道しるべ
 
 
移動する地域社会学

移動する地域社会学

新潟大学人文学部研究叢書19

著者:伊藤 嘉高
 
 
ヘーゲル全集 第10巻3

ヘーゲル全集 第10巻3

第11回配本

著者:久保 陽一 責任編集
 
 
中世思想研究 第65号

中世思想研究 第65号

特集 翻訳としての中世哲学 Ⅱ

著者:中世哲学会
 
 
ライプニッツ デカルト批判論集
 
ヘーゲル全集 第16巻

ヘーゲル全集 第16巻

第10回配本

著者:山脇 雅夫 責任編集
佐野 之人 責任編集
 
 
ヘーゲル全集 第13巻

ヘーゲル全集 第13巻

第9回配本

著者:石川 伊織 責任編集
海老澤 善一 責任編集
山口 誠一 責任編集