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日本カント研究 No.17

シンポジウム:『判断力批判』をどう読むか

日本カント研究 No.17
著者 日本カント協会
ジャンル 哲学・思想
学会誌 > 『日本カント研究』(日本カント協会)
出版年月日 2016/07/30
ISBN 9784862859280
判型・ページ数 菊判・224ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

●シンポジウム 『判断力批判』をどう読むか――〈感じる私〉の成立を巡って
シンポジウム趣意(田中美紀子)
カント『判断力批判』初期影響史(浜野喬士)
合目的性原理の意義と淵源(竹山重光)
『判断力批判』において ästhetisch とは何を意味するのか――ästhetisch に意識すること,ästhetisch な量評価,ästhetisch な理念をめぐって(小田部 胤久)

●共同討議Ⅰ Zu einigen Problemen des Verhältnisses zwischen Ding an sich und Erscheinung bei Kant
共同討議Ⅰ趣意(木阪貴行)
Eine Verteidigung der klassischen Debatte zwischen der Zwei-Aspekte- und der Zwei-Welten-Interpretation(Kiyoshi CHIBA)
Die dritte Antinomie und die Unterscheidung von Dingen an sich und Erscheinungen bei Kant(Wolfgang ERTL)

●共同討議Ⅱ カントとメンデルスゾーン
共同討議Ⅱ趣意(御子柴善之)
美は善に貢献するか?――メンデルスゾーン―レッシング往復書簡を中心に(山蔦真之)
カントとメンデルスゾーンにおける啓蒙と宗教の関係(後藤正英)
すべてを粉砕するカント―メンデルスゾーンにとってのカント「前批判期」の意義について(藤井良彦)

●公募論文
第一類推における実体と客観性(岩井拓朗)
最完全世界の唯一性をめぐって――カント『最善説試論』のヴォルフ主義的背景(佐藤恒徳)
趣味判断における快の感情の生成――「認識一般」からの捉え直し(高木 駿)

●書評
牧野英二編著『東アジアのカント哲学――日韓中台における影響作用史』(石川 求)
新川信洋著『カントの平和構想――『永遠平和のために』の新地平』(石田京子)
菊地健三著『カントと動力学の問題』(犬竹正幸)
Hall, Bryan Wesley, The Post-Critical Kant―Understanding the Critical Philosophy through the Opus postumum(下野正俊)

●海外学会報告
第9回国際フィヒテ協会大会(杉田孝夫)
第12回国際カント学会報告(福谷 茂)

日本カント協会 2015年度会務報告
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