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ルネサンスの教育

人間と学芸との革新

ルネサンスの教育
著者 エウジェニーオ・ガレン
近藤 恒一
ジャンル 教育学
出版年月日 2002/12/20
ISBN 9784901654081
判型・ページ数 A5・414ページ
定価 本体5,600円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

ルネサンス研究の第一人者である著者が,中世思想を背景にルネサンス・ヒューマニズムの発生・確立・発展そして変貌の全過程をとおして新しい人間形成と新しい学術文化はどのように誕生したかを教育思想の観点から明らかにした名著の決定訳.
14世紀中葉から18世紀にいたるヒューマニズムと啓蒙思想の時代に飛躍的に展開したヒューマニズム的教養教育の目的と意義,さらに教育方法と教育機関の実態を膨大な文献史料により明らかにする。
ヒューマニズム的教養教育とは過去の言語や偉大な文化の学習,歴史や古典著作の学習に基づく倫理的人間形成のための教育として開発された。それは過去の人々の人間的体験に触れるとともに,歴史意識の形成をつうじてなされる人間形成にほかならない。
実利・実用的な関心から自由な人間形成的な教育には,批判的な歴史意識が極めて重要であり,実利・実用的関心からする技術主義的職業教育に対抗し人間的な学校教育を救うためにルネサンスの教育が遺した教訓は,行き過ぎた技術信仰によって総合的な人間的能力が蝕まれていく現代の人間に豊かな示唆を与えてくれる。
14世紀中葉から18世紀にいたるヒューマニズムと啓蒙思想の時代に飛躍的に展開したヒューマニズム的教養教育の目的と意義,さらに教育方法と教育機関の実態を膨大な文献史料により明らかにする.
ヒューマニズム的教養教育とは過去の言語や偉大な文化の学習,歴史や古典著作の学習に基づく倫理的人間形成のための教育として開発された.それは過去の人々の人間的体験に触れるとともに,歴史意識の形成をつうじてなされる人間形成にほかならない.
実利・実用的な関心から自由な人間形成的な教育には,批判的な歴史意識が極めて重要であり,実利・実用的関心からする技術主義的職業教育に対抗し人間的な学校教育を救うためにルネサンスの教育が遺した教訓は,行き過ぎた技術信仰によって総合的な人間的能力が蝕まれていく現代の人間に豊かな示唆を与えてくれる.

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