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ニューマン枢機卿の黙想と祈り

ニューマン枢機卿の黙想と祈り
著者 長倉 禮子
ジャンル 宗教
出版年月日 2013/11/15
ISBN 9784862851635
判型・ページ数 4-6・272ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

訳者まえがき

第Ⅰ部 キリスト者の信条についての黙想と祈り
1 神に希望を置く――創造主
2 神に希望を置く――贖い主
3 神と霊魂
4 罪
5 十字架の力
6 復活
7 わたしたちとともにおられる神
8 完全に充ち足りておられる神
9 神のみ不変
10 神は愛
11 神の聖性
12 四十日間の教え
13 昇天
14 聖霊
15 聖なるいけにえ
16 イエスの御心
17 神の無限の完全性
18 神の無限の知識
19 神の摂理
20 神はすべてのすべて
21 ことばでは表わすことのできない神の完全性
22 ご自分を与えてくださる神
23 永遠に唯一の支えである神
第Ⅱ部 マリアについての黙想と祈り
序 マリアの月である五月
1 マリアの無原罪の宿りについて
2 マリアに対する祈り

訳者あとがき

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内容説明

枢機卿ジョン・ヘンリ・ニューマン(1801-1890)は,英国教会からローマ・カトリック教会に転じた聖職者で,近代ヨーロッパの精神史に大きな影響を与えてきた宗教的指導者である。
本書は聖書と教父という霊的源泉から汲み取った客観的な黙想である。この黙想は,ニューマン自身のあたたかい人間理解と深くするどい洞察,そして豊かな想像力に富んだものである。その祈りはニューマン自身の被造物たることの深い認識と罪びととしての自覚,創造主に対するまったき依存と摂理への全面的な信頼に貫かれている彼自身の魂の叫びである。己の死を自覚し,弱さを深く経験し,数々の挫折と苦難をへて発するものの叫びであり祈りである。
本書に散りばめられた珠玉の言葉の数々は,信仰者ばかりでなく,信仰をもたない人びとにとっても深く内面世界に浸潤するに違いない。信仰の源泉で発せられる祈りと黙想の純粋で親密な信仰者の息づかいが,達意な訳文により見事に表現されている貴重な一書。

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