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自己の解明

根源への問いと坐禅による実践―クラウス・リーゼンフーバー小著作集Ⅴ

自己の解明
著者 クラウス・リーゼンフーバー
ジャンル 哲学・思想
宗教
シリーズ クラウス・リーゼンフーバー小著作集
出版年月日 2015/12/25
ISBN 9784862852229
判型・ページ数 4-6・470ページ
定価 本体4,200円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序文/聖書略語

 第Ⅰ部 坐禅――自己発見の道
提唱1 坐禅の心構え
提唱2 呼吸を通して自分をつかむ
提唱3 根源とつながって自分に成る
提唱4 道と共に歩む
提唱5 中心に向かって注意力を働かせる
提唱6 否定を突破する
提唱7 命を遂行する
提唱8 一性に与る
提唱9 意識と存在が浸透し合う
提唱10 坐りに徹して自己を開く
提唱11 自己の起源へ還って自己を超える
提唱12 自分の存在すべてで見る
提唱13 坐禅が実る
提唱14 坐禅と日常性
補遺 坐禅とキリスト教――愛宮・ラサール神父忌に寄せて(講演録)

 第Ⅱ部 哲学――真なる人間への問い
〈生きることの要(かなめ)〉
第1章 意義の追求
第2章 生きる勇気
第3章 愛の成長
第4章 心からの共感
第5章 赦しとつながり
第6章 幸せの源
〈思考の可能性と課題〉
第7章 考えることのすすめ
第8章 知られざる「私」
第9章 「何のために」と問う
第10章 意義で生きる
第11章 現在を成す声に気づく
第12章 自由な人間とは
補遺1 超越経験とその理解(講義録)
補遺2 最終講義「時間です!」(講義録)

初出一覧/主要著作一覧全巻目次/索引

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内容説明

著者は多くの研究や出版活動により,わが国の学界に多大な貢献をしてきた中世哲学研究の第一人者である。本著作集は日本の文化と社会に深く関わり,説教や講話,文筆活動により多くの日本人にキリスト教を伝えてきた宗教者の軌跡を全五巻に集大成したものである。

最終巻となる本巻では,信仰に親しめない現代の読者に,この著作集を支える問題意識と核心的意図を説明する。予備知識や専門的な教えを避け,人生の意義と超越という基本問題を,経験と日常的な思惟により理解する道を示す。普遍的な妥当性や正しさではなく,自己発見と超越への見通しを開く道案内を試みる。

来日して3年,根源的経験を得るために,沈黙と心の集中を求める中で坐禅と出会い,今日まで半世紀近く只管打坐に専念してきた。人間の超越体験の純粋な実践として坐禅するなかで,それを解説したり,キリスト教と比較したりすることはない。人間の内的刷新のためのかけがえのない営みであるとの確信から接心の参加者に語りかけた提唱を第Ⅰ部「坐禅―自己発見の道」に収載した。

第Ⅱ部「哲学―真なる人間への問い」では,哲学や信仰に関心の薄い若者との対話を通し,自分自身についての思索が哲学的思惟への道であることを示す。

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