ホーム > 中世思想研究 第64号

中世思想研究 第64号

翻訳としての中世哲学 I

中世思想研究 第64号

特集 翻訳としての中世哲学 Ⅰ――ラテン語のオルガノン

著者 中世哲学会
ジャンル 哲学・思想 > 中世哲学
学会誌 > 『中世思想研究』(中世哲学会)
出版年月日 2022/09/20
ISBN 9784862859563
判型・ページ数 菊判・192ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

追悼 稲垣良典先生
 稲垣良典先生のご逝去を悼む(上枝美典)
 光輝あふれる面影をしのんで(荒井洋一)
 稲垣良典先生の死を悼む(片山 寛)
 略年譜・主要業績一覧(永嶋哲也編)

● 論文
摂理と天球の魂――トマス・アクィナス『「天界論」註解』とギリシア・アラビアの註解者たち(アダム・タカハシ)
アヴェロエス『矛盾の矛盾』における天体の動者について(小林 剛)
霊的質料とボナヴェントゥラの質料理解――自然学と形而上学(石田隆太)
「神の内なる一匹のハエは実在する最高位の天使より高貴である」――エックハルトにおける創造が与えるものとしての存在について(西村雄太)

特集 翻訳としての中世哲学 Ⅰ――ラテン語のオルガノン
● シンポジウム
2021年度企画の趣旨(小村優太・西村洋平)
司会報告(小村優太)
〈連動報告〉ボエティウスとアベラールにおけるヘレニズム倫理学(近藤智彦)
〈提題〉哲学入門と翻訳――ボエティウスの『エイサゴーゲー』訳注をめぐって(西村洋平)
〈提題〉『デ・アニマ』前の認識理論――アベラールは imaginatio をどう説明したか(永嶋哲也)
〈提題〉『命題論』註解と動詞論の変遷――プラトンからオッカムまで(古舘恵介)

● 特別講演
ことばと声――Dolbeau Sermon 293A, Mainz における(加藤 武)
〈説明〉アウグスティヌスの新発見の書簡・説教・著作について(水落健治)

● 書評・文献紹介
Lidia Lanza and Marco Toste (eds.), Summistae: The Commentary Tradition on Thomas Aquinas’ Summa Theologiae from the 15th to the 17th Centuries(石田隆太)
Aquinói Szent Tamás, CATENA AUREA I. Kommentár Máté evangéliumához(秋山 学)
Christopher M. Wojtulewicz, Meister Eckhart on the Principle An Analysis of the principium in his Latin Works(松澤裕樹)
Stephanus Axters, Geschiedenis van de vroomheid in de nederlanden, 4 dln.(菊地 智)

● 追悼文
クラウス・リーゼンフーバー先生を悼む(八巻和彦)

会報・規約・著作権規程・投稿規程
欧文要旨
中世哲学会役員

このページのトップへ