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内在の臨界

「超越」に基づいた従来の現象学に対し,ミシェル・アンリは「生の自己顕示」による純粋な現象性「内在」を重視した。著者はアンリの内在概念を出発点に,現代フランス哲学者9名との対話を通じて,「内在」の思想的意義と限界,さらなる可能性を探究する。

 
倫理学講義 第四巻

福音書にある「マルタとマリアの問題」を,著者は伝統的理解に留めず,イエスが姉妹を差別せずに等しく愛を注いだと考えた。「生と死の問題」では,身体が滅びた後には何も残らないという唯物論者の見方と,魂は存続するという見方を丹念に追究する。

 
意味と時間

フッサールは意味を現象学研究における根本的な主題の一つと考え,その探求は現象学研究の歩みと共にあった。特に意味を時間という問題領域の中に捉えて意味の最根源に至る道が開かれた。意味の様々な時間性を探求することにより,深化の道を辿ったのである。

 
カテナ・アウレア マルコ福音書註解

トマスによる四福音書の注解で,マタイに続くマルコが扱われる。これは膨大な文献と知恵の一大パノラマであり,キリスト教の精神だけでなくヨーロッパの生活や文化を考えるうえでも比類のない第一級の資料である。巻末には160頁に及ぶ解説を付す。

 
東方キリスト教思想への誘い

東方正教と西方カトリックの長年にわたる根強い対立があり,神学的な大論争が起こると両者の歩み寄りはますます困難になった。著者はそれぞれのあり方を明らかにし,互いの教会や儀式に触れ,遠い存在である東方キリスト教の本質や背景を伝える。

 
ルネサンス教育論集

15世紀初頭の北イタリアでは,人文主義の勃興とともに新しい教育機関が設けられ,教育論・学習論が次々と執筆された。本書では代表的な4人の思想家の著作と書簡を詳細な注と解説を加えて訳出する。近代教育の基盤であるルネサンス教育思想の必読文献。

 
倫理学講義 第三巻

本巻では主にキリスト教の愛の思想である「アガペー」の豊かで深い意味を明らかにし,エロスとピリア,アガぺーの三つの愛の交流を語る。旧約や新約に出てくる有名な物語を紹介し,神とイエスにより示される愛について,分かり易く説明した名講義。

 
精神指導の規則

学院の卒業後に兵役やヨーロッパ遍歴をへた若きデカルトが,それまでに行なってきた数学や自然学の研究を踏まえ,自身の学問観とその方法論をまとめた学問探求の方法論『規則論』は,デカルト哲学の「原基」である。50年ぶりの新訳・決定版。

 
フッサール現象学批判

フッサール現象学によれば,在るかどうか,真であるかどうか,善いかどうかは「私」の経験に依存する。本書はデカルト哲学を参照軸として,こうした相対主義を正面から批判する。極めて相対主義的で利己主義的な現代社会の風潮に一石を投ずる哲学研究である。

 
霊性の人間学

オリゲネス以来「感性・理性・霊性」の三分法として展開した「霊性」を,その認識機能によって把握し解明するため,カント『純粋理性批判』の認識論の方法と,カッシーラーの象徴主義の方法を活用。「霊性」を通して人間のあり方,人間とは何かを解明する。

 
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新刊情報

シェリング講義

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知泉学術叢書41(9月24日予定)

 
日本文化と宗教

日本文化と宗教

9月26日予定

著者:岡野 治子
 
 
内在の臨界

内在の臨界

9月12日予定

著者:米虫 正巳
 
中世思想研究 第67号

中世思想研究 第67号

9月17日予定

著者:中世哲学会
 
 
倫理学講義 第四巻
 
意味と時間
 
 
海峡を越えた旧石器人類

海峡を越えた旧石器人類

新潟大学人文学部研究叢書20

著者:青木 要祐
 
ライプニッツの最善世界説

ライプニッツの最善世界説

知泉学術叢書36(通巻37)

 
 
パイデイア(下)

パイデイア(下)

知泉学術叢書34(通巻35)