
「いのち」を自己決定により操作する倫理的な問題,安楽死・尊厳死だけでなく,胎児の操作や生殖補助治療など生命技術の使用と制御についても広く考える。医療・哲学・倫理・宗教などから生命倫理の問題に迫り,現代における多様な人間観を問いかける12編。
トマスによる四福音書の注解で,マタイに続くマルコが扱われる。これは膨大な文献と知恵の一大パノラマであり,キリスト教の精神だけでなくヨーロッパの生活や文化を考えるうえでも比類のない第一級の資料である。巻末には160頁に及ぶ解説を付す。
東方正教と西方カトリックの長年にわたる根強い対立があり,神学的な大論争が起こると両者の歩み寄りはますます困難になった。著者はそれぞれのあり方を明らかにし,互いの教会や儀式に触れ,遠い存在である東方キリスト教の本質や背景を伝える。

























































