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倫理学講義 第五巻

「世界の意味」「行為と能力」「人間的行為と人間の行為」「善のラチオについて」の4部と,講演「マルタとマリア」を収載。著者の問いが新たな問いを生み,その探究の行程をたどる読者も読み進めるうちに知らず知らず問題を探究し思索することへと誘われる。

 
生命操作と人間の尊厳

「いのち」を自己決定により操作する倫理的な問題,安楽死・尊厳死だけでなく,胎児の操作や生殖補助治療など生命技術の使用と制御についても広く考える。医療・哲学・倫理・宗教などから生命倫理の問題に迫り,現代における多様な人間観を問いかける12編。

 
日本文化と宗教

社会の規範を支える「宗教」と,個人をつなぐ「和」の原理を,日本人はどのように生きてきたか。「和」と信心を生きた日本人の姿をキリスト教の視点を交えながら描き,現代社会の問題をも視野に入れた画期的作品。宗教や人間に関心をもつ読者の必読書。

 
シェリング講義

テュービンゲン大学で行われたシェリング講義の翻訳。著者はドイツ観念論やドイツロマン主義の研究だけでなく,自己意識論,分析哲学,解釈学,文学論から最近のフランス哲学など深い見識に支えられ,シェリングによるドイツ観念論の独自の理解を示す。

 
内在の臨界

「超越」に基づいた従来の現象学に対し,ミシェル・アンリは「生の自己顕示」による純粋な現象性「内在」を重視した。著者はアンリの内在概念を出発点に,現代フランス哲学者9名との対話を通じて,「内在」の思想的意義と限界,さらなる可能性を探究する。

 
倫理学講義 第四巻

福音書にある「マルタとマリアの問題」を,著者は伝統的理解に留めず,イエスが姉妹を差別せずに等しく愛を注いだと考えた。「生と死の問題」では,身体が滅びた後には何も残らないという唯物論者の見方と,魂は存続するという見方を丹念に追究する。

 
意味と時間

フッサールは意味を現象学研究における根本的な主題の一つと考え,その探求は現象学研究の歩みと共にあった。特に意味を時間という問題領域の中に捉えて意味の最根源に至る道が開かれた。意味の様々な時間性を探求することにより,深化の道を辿ったのである。

 
カテナ・アウレア マルコ福音書註解

トマスによる四福音書の注解で,マタイに続くマルコが扱われる。これは膨大な文献と知恵の一大パノラマであり,キリスト教の精神だけでなくヨーロッパの生活や文化を考えるうえでも比類のない第一級の資料である。巻末には160頁に及ぶ解説を付す。

 
東方キリスト教思想への誘い

東方正教と西方カトリックの長年にわたる根強い対立があり,神学的な大論争が起こると両者の歩み寄りはますます困難になった。著者はそれぞれのあり方を明らかにし,互いの教会や儀式に触れ,遠い存在である東方キリスト教の本質や背景を伝える。

 
ルネサンス教育論集

15世紀初頭の北イタリアでは,人文主義の勃興とともに新しい教育機関が設けられ,教育論・学習論が次々と執筆された。本書では代表的な4人の思想家の著作と書簡を詳細な注と解説を加えて訳出する。近代教育の基盤であるルネサンス教育思想の必読文献。

 
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新刊情報

倫理学講義 第五巻

倫理学講義 第五巻

第5回配本(最終巻)

著者:山田 晶
小浜 善信
 
 
倫理学講義 第四巻
 
意味と時間
 
 
海峡を越えた旧石器人類

海峡を越えた旧石器人類

新潟大学人文学部研究叢書20

著者:青木 要祐
 
ライプニッツの最善世界説

ライプニッツの最善世界説

知泉学術叢書36(通巻37)

 
 
パイデイア(下)

パイデイア(下)

知泉学術叢書34(通巻35)